昨日のお話で優先度の低い趣味を卒業した訳ですが、それはほんのはじめの一歩。
沢山あるやる事をこなし、仕事と家族を大切にする事に時間とお金を使っていく。
私にとってはなかなか難しい問題なのです。
なぜって、おいしものも食べたいし、身なりもきちんとオシャレもしなきゃだし、ママ友との付き合いもあるし、健康には気を使いたいし、毎日掃除や洗濯ご飯を作って、子供たちの話を聞いて・・・・。
趣味が一つ消えたところでやっぱりやる事、やりたいことは沢山ある。
なんて欲張りな自分。
うーん。どうしたものか。
そんな時たまたま目にした話があった。
スティーブ・ジョブズ氏ってなんでいつも黒のタートルネックとジーンズを着ているか知っているか?という話。
そりゃあ、ジョブズ氏は黒のタートルとジーンズが物凄くお気に入りだったのではないのか。
と私は思ったのだが、どうやら違うらしい。
毎日(服を)選択する。という行為が効率的ではないから同じ服を着ている。と言うのだ。
どういう事? 私にはさっぱりわからなかった。
同じもの? もちろん、着たものは洗濯をしているのだろうから、こうなるとクローゼットに同じもの、同じようなものがわんさか。って話になる。
一体何のために?
これでは多様なオシャレは楽しめないではないか。
疑問は尽きない。
そして目から鱗だった答えがこちら。
人間が一日に選択できる物事には限界がある。
毎日服を選ぶことに時間や労力をかけることは、彼にとっては無駄なのだと。
洋服で悩む時間と労力があれば仕事のために使いたい。
という事なのだ。
要は彼にっては多様多種なファッションはさほど重要ではなく、自分が好きで似合うものを極限まで絞り込んで無駄を省いているのだろう。
なるほど。そう考えたことはなかったな。
確かに時間には限りがあるし、頭を使い過ぎても疲れ、判断が鈍る。
ルーティン化可能なものルーティン化する。ということなのね。
そこで、自分にも何か応用できないか考えてみた。
私がルーティン化したいと思ったこと
- ファッション
- コスメ・メイク
- 日用品の買い物
- ヘアスタイル
この4つ。
ファッションは、清潔であり、それなりに無難に見えればOK。
子供が産まれてから、一時は雑誌のブームつられ、オシャレママを目指したけれど、私にはそこまで必要ないのだと気づいた。
そもそも、私は会社員なので、オシャレママの服は会社に着ていけないものが多い。
週に2日しか着ないオシャレママ服と、オフィス用の服の2パターンを購入することが馬鹿らしくなったのだ。
個人的な趣向で、どちらかといえばスカート等の女性らしい系のスタイルより、シャツやパンツ等のスタイルが好きなのでこちらを採用。その好みの中で、シンプルで清潔なのが一番。
着こなしが難しい、個性的なデザインに惚れて買った洋服は迷わず処分。結局何を合わせればよいのか毎回迷うのだ。
そのかわり、シンプルで気周りがきくものを残す。新しく買う時もシンプルなものを。
これで、朝服を選ぶ時間は短くなり、新しく買い足す時も迷わなくなる。
長く着られるもの、着心地も重視。
コスメ・メイクは、まず、私が普段しているメイクってどうなのか?そこから始めた。メイクって昔から同じものをそのまま続けがち。
雑誌で流行ったメイク、自分がオシャレ全盛期のメイクそのままではないか。とは言われているが、やっぱりそうだった。
私の世代だと、どうしても、眉毛は細目になり、つい眉下に白っぽいカラーを入れたくなる。
それでも新作コスメには興味があり流行りは取り入れたいお年頃。
そのままのテンションで今流行りのYouTuberのメイクに手を出したなら、大変なことに。
実際になったので笑えないが、若くてかわいい子のメイクを真似してみて大惨事に。
いや、過去のことだから笑っても大丈夫。
ここはまず、自分の年代にあったメイクの方法を基礎から、学ぼうと決意。
メイクの基礎 たる本をきちんと購入し、ベースメイクからおさらい。
こうすると、自分が買うべきコスメが自然と見えてきて、変に流行りに流されなくなった。
季節やお肌の調子によって多少変化はするが、大概が同じものをしピート買い。となる。
これまた、迷ったり選ぶ時間が短縮された。
これはスキンケアも同じこと。
シンプルに自分に必要なものを見極めてしリピート買いすることで、こちらも迷う時間は無くなった。無くなれば同じものを買えばいいだけ。
なんと楽なことか。選択がまた一つ減っていく。
日用品の買い物
洗剤、シャンプー、ボディーソープ・・・いつも新製品であふれていて目移りしてしまう。 あの商品、いい香りだなぁ。なんて気を取られていたら、買い物も進まない。
こちらも同じようにいつも使う商品。を固定することに。
更には月一の在庫チェック。あらかじめ作った在庫チェック表を使って、毎月月末にチェック。
足りない分を、良く月の初め頃にまとめて購入する。というルーティンにした。
緊急で必要なものが発生したとき以外は月一の買い物なのでラクチン。
ヘアスタイル
安易に変えない。以上!
簡単なことだけど、私には難しかった。
なぜって、これは育ちの問題なのですが、小さいころ、私は母に毎日髪の毛を結わいてもらっていた。
それも、毎日毎日違う髪型に。
私がリクエストしていたのか。母が楽しくてやっていたのか。今では思い出せないが、
その影響もあり、私は毎日同じ髪型で幼稚園や学校に行くことはあり得なかった。それは、私の中ではとても恥ずかしい事。だった。
だから、クラスの友達が毎日同じ髪型で学校に来るのがとても不思議だったのだ。
なぜ、恥ずかしくないの?
今思えば、私の考えの方が珍しいものだった。それに気づいたのは中学生になってからだが、この考えが根本にあるおかげなのか、特殊な考え方と気付いた後も髪型を変えるハードルは人より低く、コロコロ変えた。洋服やアイシャドウのカラーを変えるように。
こんなイメチェン大好き(?)な私だけれど、髪型が変わると似合う服も変わり、初めに書いたファッションとの調合性が合わないことに気付いた。
だったら、ヘアスタイルも手入れのしやすいスタイルに固定しよう。
こうして、いくつかの事柄について固定をし、選択する機会を減らした結果、分かったことがある。
選択って意外と疲れる。小さなことでも結構気力を使う。
そして、その1つの選択をするための下調べ・準備の時間までが浮いたので、少しずつではあるけれどすきま時間が出来、のんびりしたり、他のやる事を進めたり、子供たちと他愛もない話をしたり、ゆとりが出てきたのだ。
意外なところでも効果があり、ルーティン化最高。となっているのである。
そして今、新たにルーティン化を試みているのが ”ご飯の献立” だ。
これがある程度固定だったら献立を考える手間も省けるし、材料も固定なので材料を買う時の迷いも無くなることに。
私が個人的に考え方が好きでフォローしている女性経営者方がこれを実践していると聞いて、やはり、経営者は日常生活もルーティン化しているのは本当なのだな。と頷いた。
さて、家族に評判がいいメニューを洗い出して、”献立ルーティン化” を目指します。