あるチャレンジ

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緊急事態宣言時のある日。

 

不要不急の外出を控えましょう。ステイホーム。

 

と、毎日のようにTVのニュースやSNSで流れていた数か月。頻繁に行く場所ではないが、それなりに必要な場所があった。

それは美容院だ。

 

子供たちの髪の毛はいつものようにバリカンやハサミでカットするにしても、自分の髪はどうしたものか。美容院に行ってさっぱりしたいけれど、感染症対策の点でどうしても不安。(今は、マスクして切ってくれる美容院もあるそうですね。)

 

しかも、在宅勤務に休校に、慣れない事が山のように押し寄せてきて、自分でも気づかないうちにストレスが溜まっていたのだ。

そしてそのストレスからの、髪を切ってさっぱりしたい。という気持ち。

「どうせ、在宅勤務でしばらく会社には出社しないし。」と言い聞かせて、セルフカットとやらにチャレンジ。”セルフカット” ”ボブ” ”後ろ” すく”などと検索をし、あらゆるサイトやYouTubeを見ながら恐る恐るカット開始。

万が一とんでもないことになっても、縛れればアレンジできるし大丈夫。と

ぎりぎり縛れるくらいの長さに決めた。

 

まずは、後の低い位置に一つに縛って、好きな長さまでカット。バリカンでウィイイイイイィィイィィィィン・・・。こ、これは楽しい。なんでだか分からないけれど爽快感。

その後は縛っていた髪をほどいて、ハサミで長さをジャキ、ジャキ、切っていく。その後もすきバサミでボリュームが気になる個所をシャキン、シャキン、と切っていく。

うーん。楽しい。ハサミはバリカンとは違った手ごたえがあるので切っていてとにかく楽しい。スッキリする。憂鬱な気持ちと一緒に髪の毛が切り落とされていき、なんだか気持ちも軽くなってきた気がする。気付けば床は一面髪の毛だらけに。

「たくさん切ったなぁ。」と思うとともに、自粛で重くなっていた心が軽くなっているのに気付いた。

 

セルフカット。いいんじゃない?

 

肝心なヘアスタイルは初めてにしては上出来。私の髪質がくせ毛という事もあり、ふわふわ、くるん。となった髪の毛で多少の失敗はうまくごまかされている。

技術的には、プロの美容師さんが見たら失神しそうな適当さだけれど、縛れるぎりぎりで短く、肩につかないボブ。になったので大満足。

プロの美容師さんに切ってもらう時は、やはりプロは全体のバランスや細やかなケアがあるが故に、 ”縛れるぎりぎりで短く、肩につかないボブ。” と注文すると、希望より長くなることが多い。おそらく、”ぎりぎり縛れる”を優先してくれる上に、”きれいに縛れる”に調整してくれるのだろう。そして、数か月ヘアスタイルが崩れないように計算して切ってくれるのだ。それはそれで素晴らしい仕事なのだ。

しかし、私は自分の技術でも十分満足だった。不要不急の外出をすることなく、お金もかけることなく、お気に入りのヘアスタイルになれ、気持ちも軽やかになれたのだから。

 

その後も1回セルフカットをした。出来は相変わらずまぁまぁだけど、思い立ったときにすぐ家でカットできる手軽さがとても良い。

なんでもやってみてしまうチャレンジ精神旺盛な自分に困ることもあるけれど、今回はとてもいい方に働いた気がする。

 

それで、もう美容院には行かないのかって?

それはないでしょう。複雑なカットが必要な時にはもちろん、私にとって美容院は一つの癒しであり息抜き。ちょっとオシャレして、スタバでcoffee買って、時にはなじみの担当さんにもお菓子のお土産をもって、ルンルンしていく場所なのだ。

普段買わない雑誌からインスピレーションと癒しをもらい、マッサージやヘッドスパで極上気分を味わい。大好きなエルダーフラワーのドリンクで心も体もhotに。

 

コロナが落ち着いたら、また、私は美容院に行くことでしょう。