こんにちは。
お休みと言うものはあっという間で、ブログ更新は金曜日ぶり。
今日は、私が読書をするちょっと変わった理由。についてお話します。
今でこそ私は本を読む事が好きですが、
子どもの頃はあまり本を読まない子でした。
出身県は、今も昔も人口当たりの図書館・図書室の数が少なく、
図書館数では下位の方。
おまけに車社会の地域なので、親が読書をしているか、図書館へ連れて行かなければなかなか本には出会えない環境でした。
それでも、お年頃になればマンガにハマり、お友達と街の本屋さんに買いに行くこともあるけれど、新しいジャンルの本も興味を持つこともなく、興味はここまで。
子どもの頃の私にとっての本屋さんとは、マンガか雑誌か参考書を買うところ。
でしかなかったのです。
(あ!唯一おねだりして買って貰った高い本はスタジオジブリのアニメーションワークの本でした。)
時は流れ、高校卒業後に東京に出てきてから、
休みの日に本屋さんにまとめ買いをしに行く。
という事を度々していました。
暇つぶしにマンガが欲しかったのです。
ファッションも相変わらず好きだったのでファッション雑誌も。
その、たまのまとめ買いに通っていた本屋さんはとにかく大きい。
ジャンルが違う本は階を移動しないと出会えないくらいの規模。
(新宿紀伊国屋本店です♪)
そこで初めて、様々なジャンルの本に出合う事になるのです。
小説から始まり、児童書、美術写真集、サイエンス系の本...。
浅く広く興味があった私にとっては本屋さんは宝の宝庫。
この世の中に私の知らない世界がたくさんある。
と教えてくれた愛すべき場所なのです。
そしてある時、お仕事で問題が起きたのです。
問題にかかわるある人物について、
嫌いな人。は今までもいたけれど、
これほどに人を憎み続けるという事はなかった。
そう思うほどに、憎い人。が発生してしまったのです。
もともと、
好き・嫌いは人それぞれの好み。
嫌いな人、苦手な人=私には合わない人
という考えなので、
嫌いだからと言って何をする訳でもなく、深くかかわらない。離れる。
という方法で今まですり抜けていた私にとって、
嫌でもかかわらないといけない近しい範囲でのこの継続な憎悪はとても辛いもの。
この、憎しみを抱えたままで普段通りに生活し接する。
という事が想像を絶するほどエネルギーを使うことを知り、
疲れ果てどうしてよいかわからず、心の事を書いた本を読むようになりました。
本の効果もあり、少しずつ精神的にも回復しつつある頃、たまたまお互い同時期に転職をし、離れる事がでしました。
ただ、今回は運よく解消されたとはいえ、
人を憎む。憎み続ける。という事は、
凄くエネルギーを消耗することを知ったのです。
途中から、憎んでいる相手の他にも、こんなに憎らしいと思っている自分が嫌い!と言うところまでも行ってしまう。
出来ればこういう思いもうはしたくない!
そう思っていたある日、たまたまかけっぱなしにしていたテレビから、こんなことが聞こえてきました。(確か、いじめ関係の番組でした。)
知るって。大切なことなんだよ。
人を知る事によって、人は人を嫌いになり切れないし、憎めないから。
たとえ表面上嫌な相手だとしても、相手のバックグラウンドを知る事で理解できることがある。
うろ覚えではあるけれど、こんな感じの言葉。
それを聞いた私は思ったのです。
そうか。人を知ることで相手を憎み続けることが無くなるのか。
ただ、自分の体験だけでは知ることが出来る数に限りがある。
だったら、人をたくさん知るために必要な感情や思い、情報の手がかりを、
本からインストールしたら良いのでははないか?
そう考えたのです。
だから、私にとって
本を読んで
知る事とは、人を理解すること
とニアリーイコール(≒)
になる。
勿論、純粋に楽しくて読んでいる部分もあるけれど、
そんな本でさえ、いつか出会うであろう人や事を理解するための大切な情報の一部なのです。
そして、知識がない事で人を傷つける事をしたくない。と思った結果なのです。
私は、沢山の人を知る事で人を憎むことを避けたい。
その為に読書をしています。
人を憎んだり恨んだりって凄く疲れるよ。
そして、そんな暇があったら他のことしたい!
そして、このチャレンジは今のところ割かし成功していて、
人を憎いと思ってしんどい!!
という事は今の所ありません。
嫌いな人もあまりいません。
嫌いというか、
理解はできるけど、私にはあまり合わない人だなぁ。
程度。
そうはいっても、私も人間なのでw
沸騰的に嫌!!と思う事はあるし、拗れる事もあるけれど
引きずらなくなっている。という事。
読書も心に関する事も大好きなので、
今後もライフワークとして続けていきたい事の一つではあります!
私にとっては普通でも、為になりそうなことがあったら、
また書いていきたいと思います。